社長の顔をダイレクトメールに掲載すると、明確にレスポンス率が向上します。それは多くの実験結果でわかっていることです。
だから、皆さんが目にするセールスレターと言われるものには、必ず社長の顔が掲載されていますよね。
もっと言えば、「お客様の声」にもお客様自身の顔を掲載していることが多いです。それほど、人の顔というのは信用を向上させるものですから、皆さんもいろいろと活用されると良いと思います。
筆者の場合
では、僕は活用しているのかと言えば「ノー」です。僕の公式サイトには顔を出していますが、今の主となる事業用のサイト2つには顔を出していません。
ちなみにこのサイトにも顔を出す予定は全くありません。
僕の公式サイトからも次のリニューアルで顔を消す予定にしています。これは僕のマーケティングの設計上の問題で、重視する部分が違うからですけど、この話は関係ないのでこれ以上書きません。
社長の顔が判別不能な原稿がほとんど
FAXDMの原稿の話に戻しますが、原稿に社長の顔を入れることは良いことだと思いますが、実際は難しいです。
写真をそのまま掲載しても、FAXでは大きく潰れてしまった顔を判断することはできなくなってしまいます。普通のFAX機でも難しいのですが、FAXDMはTIFFの画像度を下げているので更に判別は難しくなります。
これをクリアする為には、もともとの写真を一斉同報の画像でも判別できるように修正する必要があります。
しかし、僕がみるFAXDMの8割方は修正されておらず、判別不能の顔を見ることが多いです。ほんの少しの知識なんですけどね
FAXDMに掲載する写真は修正して最適化
FAXDMでは原稿の顔写真は修正して最適化してから使う
ってこれだけの知識なんですが、誰も知らないから不思議です。
これは顔だけの話でなく原稿に掲載する写真全体に言えることなんです。ほんのひと手間をかけることが大切です。
もっと言えば「細部にこだわる」癖を持っていれば、修正してテストをして最適化していく過程を飛ばすことはないと思います。皆さんも、ほんのひと手間かけることを忘れないでくださいね。
写真の修正が難しければイラストでも
ところで「画像を処理することなんてできない」という人も多いと思います。
僕も同じです。だから僕なら、できる人に頼むわけですが「やり方を教えろ!」とまで言われると、ここで文書を書く手が止まってしまいますので、ご勘弁くださいませ。
顔写真を修整して最適化することができないという人は、イラストを使う方法もあります。
ただし、こちらは写真に比べるとレスポンス率はそれほどあがりません。
しかし、レスポンス率は一つの行為だけであげるのでなく、ほんの少しの積み重ねであることを考えると、イラストも良い方法だと思います。
もちろん画像の処理すらできない人に「自分のイラストを描きましょう」と言っても無理な話であることはわかっています。
でも、最近はクラウドソーシングで低価格、手間いらずで書いてくれるサービスが沢山ありますので、そういったものを利用すれば簡単に作ることができます。
それは顔の画像を最適化する修正も同じことなんだけど、こちらはテストをして修正と繰り返していかなければならないので、頼みにくいというのが僕の本音です。
FAXDMの原稿ではなくて社長の顔をWEBサイトに掲載する
社長の顔を使うのであれば、FAXDMの原稿に掲載するよりも「FAXDM→WEBサイト」の流れの中でWebサイトに掲載する方が簡単ですし、効果を高める使い方というか間合いがはかれると思います。
何度も書きますが、FAXDMは単独で成果を求めるのでなく、マーケティング全体の設計の一部として使うべきものなのです。もちろん、マーケティング全体とはWEBサイトに流すというだけでなく、問い合わせの後の対応、或いは長期にFAXDMを流す広告的な使い方(多くの人は否定しますが)なども含めた全体のことです。
そういった視点で、社長の顔を使うこと、使いどころを考えることはレスポンス率を上げる為には重要になってきます。