お客様の声は、反応率アップには欠かせないです。でも、本当のお客様の声を掲載していますか?フェイクでもわからないと思っていてもわかるものです。
筆者の場合
今の僕の事業では、FAXDMの原稿に「お客様の声」を入れることは考えていません。
何故なら業務連絡の形式を取っているからです。業務連絡の「お客様の声」って原稿の一貫性がなくなるから考えることはできません。
その代りWEBサイトには、アンケートの結果として生の声をすべて記載しています。
はっきり言って、あまり読まれていません。それほど目立つ部分にあるわけではありませんので。
しかし、自社の分析用としてアンケートをテキストに変換して保存しておくことは必要だと思っているので、ついでにWEBサイトの掲載しているという方が僕にとっては正しい認識です。
「お客様の声」の有効性
僕の事業については、お客様の声はFAXDMに掲載していませんが、一般的には、FAXDMの原稿に「お客様の声」を入れることは有効だと考えています。
FAXDMとの付き合いは今の事業を立ち上げる数年前からのお付き合いで、元はFAXDMのコンサルティングをしていたのでいろいろと経験を持っています。
また、僕が声高に言わなくても、多くのマーケターが「お客様の声」の有効性を唱えていますし、実験をした結果も多くWEB上にあります。
「お客様の声」の偽装は違和感を感じる
しかし、僕の経験からすれば、「お客様の声」は、もろ刃の剣なんです。
何故なら、多くの人が偽装しているからです。友人に書いてもらったり、自分で自作したり・・・。
僕は友人などからWEBサイトの意見を求められることも多いですが、偽装した「お客様の声」って結構な確率で当てることがあります。
友人に書いてもらった場合には、そもそも気持ちが文字上で踊るだけで、行間に入ることはありません。自作で書いた場合は、言い回しは変えているが、自分の句読点の癖まで理解した上で文章を変えていることがありません。そういうことで、偽装を見抜けてしまいます。
偽装は、一目ではわからないこともありますが、多くの人はそれを違和感として感じています。
その違和感こそが「胡散臭い」という思いを少しずつ作り上げていくのです。
その結果、レスポンス率に悪い結果をもたらします。
何度も書きますが、ダイレクトメールの設計の中では「違和感」をもたらすことは厳禁です。もちろん例外を除いてですが・・・
掲載のハードルが高い「お客様の声」
「お客様の声」を掲載したいのであれば、お客様からアンケートを取ることです。その方法をいくらでも探すことができます。
ただ、アンケートを取るだけでは、原稿に掲載することは難しいと思います。
何故なら、その人の名前或いは属性或いは写真など証拠となるものを添えなければならないからです。
そこまで掲載しようと思ったら、よほどの信頼関係つまりは会社や商品の本当のファンになってもらわなければならないからです。
その上でないと掲載させてくれません。はっきり言ってハードルが高いです。
偽装よりも信用を大切に
この高いハードルを簡単に超える方法が偽装となります。
非常に安易な方法だし、バレないと思うのですが、多くの人は必ず感じ取ります。
ダイレクトメールだけであれば一瞬のことですので、テクニックとしてバレるよりバレないにかけることも良いと思いますが、ビジネスは信用が一番大切ですので、わざわざ嘘をついて信用をなくす方法をとることは長い目で見て、上手く行かない方法だと思います。